第58番 仙遊寺



2008年1月26日更新

第58番 仙遊寺 (せんゆうじ)
2008年1月1日巡礼
ここ数年、恒例になっているおされさん(仙遊寺の別名)へ初詣の山登りを兼ねたお参りに、今回初めて納経書を持って行きました。
実家から母、妻、娘と歩き始めて、母が女房に僕の同級生の話をしていたら、なんとその同級生にバッタリ出くわしました。
ほとんど30年ぶりで、かすかに面影が残っていたのでひょっとしてと思って声をかけたのですが、あまりの偶然に驚きました。

実家からは山道を逆打ちで登るのですが、かなりの坂道が続きます。
しかし、遍路道の札が随所に掛かっているので、まず迷う事はありません。
山門に辿り着いた後も、急な参道が続くのですが、途中、弘法大師のお加持水という昔から枯れた事が無いという泉があり、そこでのどを潤してひと休み。
後は延々急な坂道と石段を登ります。
石段を登り終えて、今年始めの鐘付きをして、本堂、太師堂をお参りしました。
今回、じっくりと本堂を眺めてみて、意外に風格のある建物なのに感心しました。
本堂脇の納経所に行くと、元旦の巡礼は珍しいのか、ご住職に「どこから来たんで。」と聞かれました。
「実家が近くなもので初詣です。でもお参りの順番もなにもめちゃくちゃで…」と答えると「まず、お参りする事が大事なけん。(四国八十八ヶ所巡りをする)そうゆうお年になった言う事ですよ。」と言われました。
ここのご住職、いろいろな地域活動も活発にされているのだそうです。

一昨年は犬塚池の堤防を降りようとして娘が転げて、その上カメラが故障。
昨年は弟と外国からのお客さんを交えての珍道中。
今年は納経に行ったおかげで、少し違った出会いあり。
年に一度、健康の為に始めた仙遊寺への歩き遍路ですが、来るたびいろいろな発見があるのが楽しみです。

    

山門

    

左より 弘法大師のお加持水  本堂  大師堂

仙遊寺からの景色(今治市遠望、左手前は犬塚池)


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